私松書。

日々と日々の隙間をキュッと締める。

追追

老いとの上手い付き合い方というのが、

わたしの人生のテーマである。

 

生きている限り、

日々テーマに沿って進行してゆくのだが、

何も成果のようなものは、見つからない。

見つかって他界するなんて、あるのだろうかと、不謹慎かもしれないことを考えてしまう。

 

わたしの生活というのは、単純で簡単で、

何より自由であります。

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自由というのは、難しい。

フラフラ自由を楽しんでいると、

時々、落とし穴に落ちるんです。

単純で簡単にしか生活しないから、穴から出るのに、ズタボロです。

 

親、祖父母、曾祖母、カフェの店主、クラフター…と色々な人間の人生を眺めては、勝手な理想や憧れを抱きます。

 

60になった時のわたしは、誰かに一瞬でも憧れられているのかしら。

出来れば、3人くらいは欲しい。

 

 

食と対談

向田邦子さんの対談を読んでいる。

 

わたしの鞄に必ず1冊。

ご飯のお話が多いので、毎日のランチ前の空き時間にとても良い助走をつけてくださる。

(そこは、色々なご飯類が出てくるのだ。)

 

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わたしも、誰か知らない気の合うような人と何かのご縁で「カフェ対談」とはいかないけれど、「収集のためのカフェ討論」でもしてみたい。

 

 

ちなみに写真は、前回行った三重県答志島での旅館のお料理。大変美味でした。

 

ランチとは、全く関係御座いません。

カフェ収集家のまいにち

三度の飯よりカフェが好き。

わたしの旅の理由はカフェにある。

 

静かで、客も一人一人がマナーを守る。

だけども、堅苦しく無い。

そんなカフェを収集するのが趣味である。

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わたしが選ぶのは、

わたしのお気に入りだから、

あまり人にはオススメしない。

大事な数少ないマナーを守れる友達に

こっそり宝箱を見せるかの如く紹介する。

 

カフェにも色んなカフェがある。

フレンチ、日本料理…料理屋さんに特色があるように、カフェにも。

 

毎日のカフェ収集。

これがお仕事だったら……それはそれでなんだか難しいお話ですね。笑

つれづれなる?

喫茶店にて。

 

私「アヤシュウモノコソグルオシケレ?」

松「あぁ…」

私「わたし、ソコハカトナクカキツヅレバしてるなって」

松「で…」

私「でも、アヤシュウモノコソグルオシケレってなんだっけと」

松「ほぅ」

私「だって、学校で暗記しないと点数貰えないような文だもの。たいそうな内容だったのかしらって…」

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松「(google検索結果を差し出す)…」

私「なぜ」

松「うむ」

私「大人になってから調べて良かった」

 

現代語訳は、どれも納得いかなかった。

なんというか、英語の訳より納得いかなかった。(正しくは、それらしい意味がわかってもわからなかった。)

 

大人になって調べることによって、あまり日常で使うことも無いような文だと知り、

使用の可否を多少は説明出来る年齢になったんだなと、少し自分が得意気な気持ちになった。

 

そんな気がした。

 

盛大に、えっへん。

頑固者のあやし方

風の向くまま気の向くまま、

わたしの毎日の行動は、大まかには一貫していて、細かい意味では西か東かと、大雑把でご機嫌次第である。

 

我が家の珈琲豆は、いつも“犬山”か“掛川”まで、カフェのついでに買ってきていた。

ただ、たまに西へも東へもドライブの気が向かない時がある。これには、割と前から困っていて、頑固な性格もあって「これ以上は、お気に入りの焙煎屋さんを増やしたくない」と葛藤していた。

 

が、この度、新しくまた1つ美味しい珈琲店の豆を買うことにした。3軒目である。

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これで大体全方位に一貫した豆を買えるお店が出来、わたしが美味しい珈琲豆を挽くことが可能になった。

 

新しく購入先にと入れた待夢さん含む3軒。

すべて、わたしが死ぬまでずっとあって欲しいお店である。

 

一生分の珈琲豆をよろしくお願い致します。

夢みる旅人

私は旅をよくする。

来週は、親戚と長野県。

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私の好きな旅は、旅先で不便にならないくらいに“旅先に住みつく”というもの。

だから「あそこのパン屋さんが休みなら、こっちがあるわ」と、それくらいの融通の利く旅が1番である。

ただ、その為には時間もお金も必要となってくる。

そこで是非やってみていただきたいのは(なんだか我ながら胡散臭い書き方だけれど)、日本の平日のビジネスホテル等での連泊。平日なら、普通のホテルもお値打ちであろう。

 

親たちの旅行は、体験出来る内容の密度もお値段もかなり莫大なものが多い。

私の旅行は、お時間さえあれば、全国各地に家を作ることが出来る旅である。

 

 

どっちが良いのかは、性格、タイミング、季節…色々あるだろうけれど。

 

旅先には必ず旅人が居ます。

ですから、いつか、

私と同じような旅が好きな方と、

何処かの旅の途中でお知り合いになれたらなんて、実は夢のままで終わりそうな小さな夢があったりします。

 

近所のスーパーの短冊に其れを書けば良かったと後悔。…よし、待ってろ、短冊。

ゆるやかな下り坂

今の私は、ゆるやかな下り坂。

「ゆるやかな下り坂」は、危ない。

 

特にトンネル内での「ゆるやかな下り坂」の運転は、スピードの感覚が解らなくなる為、危険である。

 

と、教習所で習った気がする。

 

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世界がこんな風に見えたなら…と、

助手席のミラー越しに撮った写真に加工を施した。

せっかく撮った写真に判りづらいくらい細かく世界観が原型とはズレる加工を施す。

わたしは、今、それ程に「解りづらいゆるやかな下り坂」なのだろう。

 

そんな時「運転」なら、

オーバードライブをかけて、車間距離をとり、

適度に後続車の為にもブレーキランプを光らせる。

 

「人間」なら…?

わたしは、自転車に乗って“ゆるやかでは決してない坂道”をビュンビュン下る。

「加工」不要!無条件に美味しい!と言ってしまう好物の新玉ねぎを買いに。

 

 

あぁ、もぅ!メカニカルになりたい!

だけど、新玉ねぎの味が解らなくなるのは、絶対に嫌!