責任転嫁致します
頭にモヤがかかっているのは、暑さのせいか。
それとも、大気が不安定なせいなのか。
モーニングに出掛けると、警察が。
悪いことなんてしていないのに、何事かと自分の行動にも用心してしまう。
いつも危ないT字のところで事故があったようだと、後からモーニングにきたお客さんが話していた。
きっと暑さのせい。
暑さのおかげで良いことも沢山あるのだけれど、
何でもかんでも「お天気のせい」に出来るのも、特に夏に関しては夏の特権なのだろう。
知ってる森と知らない森
小さい時は、イレギュラーは万歳!といった感じだったはずが、
いつからか、1つのイレギュラーが私を知らない森に連れて行く。
迷っていることがある。
目下、森にて遭難中である。
日々のルーチンを組み直して、
知らない森を“知ってる森”にしなければならない。抜け出すのではなく、知るのだ。
そんな日のカフェは、本当に悩む。
下手したら、デート初日より苦戦する。
遭難を何日するかといった重大な局面なのだ。
今、私は、車をとばし、
山々に囲まれた小さなカフェで、
カレーを食べている。
ただ自分1人のランチのために、
“思えば遠くにきたもんだ”と自分に苦笑。
多分、もうそろそろこの森は大丈夫な“私の知ってる森”になる。
白
躊躇う。
白紙。
白い万年筆。
躊躇わない?
此の侭が綺麗でしょう?
汚すのはまた明日で良い。
汚すのはまた明後日でも良い。
無意識のエプロン
「エプロンが好きなんですか?」と、お気に入りのカフェで、憧れのお姉さんに訊かれた。多分、3回に2回はカフェエプロンのまま入店しているからである。
ちゃんと来客した人のことを記憶しているお姉さんに感心しつつ、私は「エプロンが好きなのかもしれない!」と3日間くらいお風呂で考える日々があった。
ズボラで考え無しに動くタイプの私の行動に関して、私自身の頭だけで答えなど出る訳もなく、数週間が過ぎた。
起きて即身支度。
その日は、天気がいつもと違った。
天気に合わせてカフェエプロンを腰に巻きつけているのだが、服の色とエプロンの色が被ってシックリこない。
やむ終えないので、服の方を変更。(一応、別にナルシストでも気難しいタイプでも美的感覚に優れている訳でもないことを宣言しておく。)
鏡の前に立つ。
そして、全身が映る鏡の前で気付いた。
カフェエプロンは、さりげなく、私の残念すぎる幼児体形隠しになっていた。
気になっていたことは解決した。本来なら、清々しい気持ちなんだろと思うが、
せめて、せめて、せめて、オシャレな理由が欲しかったのに!
趣味は云々
好きなことや趣味をきちんと言える人に憧れる。
私の好きな物事は、広く浅いものが殆どなので、とても「趣味です」とは言えないのだ。
シーシャ(水タバコ)にハマった時期が長くあったり、ファンシーグッズにハマった時期が長くあったり、ナチュラルなテイストの雑貨にハマった時期もあった。
今は、割とナチュラルな方に偏っているらしく「雑貨屋さんが好きそう」だと言う他者からの評価が多めである。
おそらく、5年以上続いた趣味らしきものは、カフェに行くことである。毎日毎日カフェに足を運んでいる私は、多分カフェが趣味なのであろう…というのも、私はズボラで料理が苦手…であるからして、昼間はカフェにいるのではないかという疑いも。
それでも、気に入るカフェと気に入らないカフェとが一応ある。
だから、ズボラは2割くらいしかカフェに行く理由に含まれない気がする。
気に入ったカフェは、私の一生ものである。
以前は、曜日を決めて通っていたのだけれど、最近は、気の向くまま、気付いたら「今日の気分に合うカフェ」に車で走り出している。
アクティブなズボラ。
ズボラなアクティブ。
こういうのは何て言うんでしょうか。
対談気分
食欲も少し戻ってきたところで、
向田邦子さんの対談本を読むことを再開した。
某方との対談内で「オードリーヘップバーン」の話があった。
珍しく食べ物の話以外だったので、向田邦子初心者にとっては、意外な感じがしてしまった。
話の一部だが、「オードリーヘップバーン」の相手役は、割と年齢が高めではないか?といったような話があったのだった。
わたしも、麗しきサブリナやローマの休日を観たが、同じようなことをずっと感じていた。周囲に同じようなタイプの洋画を観る人がいないので、誰にも密かに言えずに感じていたこと。
なんだか、次元を超えて、その対談に加わったような気分になった。
(お料理は苦手なので、普段読む対談では、向田さんや対談された方の話に涎止まらず)
多分、その対談は、もう2回読むと思う。
私が唯一、時代を超えて、
向田邦子さんに共感した対談だったから。
ねぐせ
貴方が初めて行く美容室で、
美容師さんに伝えることは何ですか?
私は、自分が「面倒くさがり」だということを伝える。
困っていることなど訊かれるカウンセリングの際、相当な面倒くさがりであり、
天敵は、枝毛や痛みなどではなく、「寝癖」であることを主張してから、お願いする。
お察しだろうか。
ある日、気付いてしまったのです。
パーマ頭の寝癖は、パーマに同化することに。
(ちなみに長い時は、ポニーテールで誤魔化していた)
多分、私はこの先もずっとパーマ頭。
性格が変わったら、変わるのかしら…
それとも、いつの日か、
パンチパーマになる可能性もあるのだろうか…